竹 ざる
四角いもの、丸いもの、大きさも色々取り揃えています。
梅干しや干し野菜作りに。
夏はそば、そうめんにもピッタリ。
ステンレスのざるに入れておくと、食事の途中で固まって、水でほぐして…って感じじゃないですか?
水を張ったボウルに入れると、麺つゆがどんどん薄くなっていって…。
竹ザルだと、程よく麺の水分を調整してくれて、固まらず、水っぽくならず、最後まで美味しくいただけますよ!
もちろん、普段の調理の際にも、切った野菜を置いておいたり、茹でた葉物野菜の水切りしたりと大活躍。
また、湿気を吸ってくれたり、逃がしてくれたりするので、トーストや天ぷらなど、サクッとしておいてほしいものを乗せる器としても適しています。
昔から使われている天然素材ってすごいな~と思います。
「お手入れはどうしたらいいんですか?」
とよく聴かれますが、シュロの束子でざざっと水洗いして、そのまま自然乾燥。
いつも使うので、仕舞いこんだりせずにそのまま出しっぱなしです!
「トーストや天ぷらなどでついた油は??」「洗剤使ってもいいですか?」
これもよく聴く質問。
基本、私はこれらの天然素材のものには洗剤は使いません。
油のシミも、洗ったり使ったりしていくうちに薄くなったり馴染んだりして気になったことがないから。
逆に、水分も吸い込んでくれる天然素材。
洗剤成分を吸い込んでしまうことの方が、気になって。
まぁ、シミが気になるか、洗剤が気になるか、これは人それぞれなんだろうと思いますので、「これをやったらダメ!」ということではなく、特性を生かして、おおらかに楽しんで使って行ってもらえたらと思います。
※天然素材ですので、編み目や巻き方のムラがあります。
【参考 店主のつぶやき】
最近は、縁巻に、人工和紙を使ったものが多くなりました。
ザルの縁はささくれ立ちやすい場所で、天然素材で作るのは、材料の吟味と技が必要で、なかなか難しいようで、使用する側からのクレームなどもあり、人工素材へと変換してきているようです。
私も使ってみたのですが…
なんか、あまり、心が動かない。
使っても使ってもその縁の部分がピカピカして見えて。
…って、実際に光っている訳ではないですが、使い込んだ感が出てこなくて、違和感があるんですよね…。
もちろんこちらの人工和紙巻きを選ばれるお客様もいらっしゃるので、そちらも取り扱いはしていますし、それもいいと思います。
ただ、ここ数年だけでも、天然素材だけで作っている業者さんが少なくなってきていて、ちょっと危機感を感じているので、天然素材中心。
使用感や劣化…を味ととらえて使ってもらえる人が増えたらいいなって思います。
参考写真
※上の縁が白いものが人工和紙です。