青竹の盛りかごづくり 実施しました。
2019.12.02 Mon16:22 カテゴリー:イベントレポート
11月23日「鵜籠職人に教わる 青竹の盛りかごづくり」実施いたしました。
講師は、岐阜で、「鵜籠」づくりを中心に様々な竹かごを作られている安藤竹細工店の安藤千寿香さん。
まずは、竹ひごづくりのデモンストレーションから。
ナタで、スパン!と竹を割って、割って、折い(へい)で、作っていきます。
あらためて、竹って、まっすぐですごいなぁと。
見ている皆さん、「ナタが使っている本人の方に向いているのが怖い!」と言われていました。
そう、まず、この竹ひごを準備するまでも、そうとうな労力なんだと改めて感じました。
今回は、安藤さんが準備してくださっていた竹ひごを使って個々に編んでいきます。
台紙の上に合わせながら安藤さんの指示通りに竹ひごを重ねて…。
「ここを2本とって、下をくぐらせて…」
「最後はこの竹ひごの上下をひっくり返して…」
「この六角形の端っこから2つ目の穴に…」
もう、頭がぐるぐる!!! 目もぐるぐる!!
なんとかついていって、まあるいかごのカタチになったのですが、なんだか私のだけ他の人に比べて、大きい!???
なんか、編み方がぼわ~~んと緩くて、おおきくなっちゃったみたい。
(私の性格を反映しているのか!!!)
お隣の参加者さん(クラフトテープ編みをされているので、この日の優等生!)に、きゅきゅっと締めてもらいました(汗)
最後はこの出ているものを3本づつまとめておさめて、底の竹を付けて完成。
私も含め、皆さんの感想は…。
「1人では絶対できない!!!」「二度とできない!!」
「10個くらい作ったら理解できるのかしら??」
「こんなことを最初に考えた人ってすごい!!」
といった感じ(^_-)-☆
竹ひごって、こんなに曲げたら折れちゃう!!っていうくらい曲げても大丈夫。
とってもしなやかで強いことを編みながら再認識しました。
身近にたくさんあるこんなに素晴らしい素材で、いろんな道具を作り、生活に活かす。
そういう少し前には当たり前だったこと、大事にしていきたい。
今、問題になっているプラスチックですが、今まで竹や木で作られてきた道具がとって代わられた面も多いと思います。
竹や木の製品は、メンテナンスを気にされている方も多いけれど、普通に洗って干していたら大丈夫。
プラスチックの劣化と違って、年季が入れば味わいになるし、万が一壊れたり、カビたりしても、自然に還る。
大量生産されたプラスチック製品よりもほんのちょっとだけ値が張ると思われるかもしれないけれど、こうやって作られた過程を知れば納得。
(…自分が作ったかごが、愛おしくて愛おしくて(^_-)-☆)
そして、呼吸している自然素材だからこその性能(私がよく店頭でお話しするのは、お蕎麦や、そうめんの話!!)が素晴らしいのです。
これからもたくさん、竹の製品を生活に取り入れることを、おススメしていきたいと思いました。
安藤竹細工店さんの竹製品、sumaoに沢山あるので、また見に来てくださいね。