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すまい方日記

木のまな板のお手入れ。黒ずみを防ぐ方法

木のまな板のお手入れの仕方がわからない!黒ずみやカビが生えるんじゃないか?と思って、

躊躇している人が多いのではないでしょうか。

ここで、皆さんがまだ知らない、一番楽ちんなお手入れ方法、そして、ついついやってしまいがちなタブーなどをお伝えします。

使った後に、これだけやっておけばいい!

sumaoでは、お客様に、絶対これだけやってね!とお伝えしていることがあります。

それは、ズバリ…

使って、洗ったら、布巾で拭く

ということ。

これをするかどうかで全然違います。

木のまな板を検討されているお客様から

「どうやって洗ったらいいですか?」

「洗った後、どうやって乾かしたらいいですか?」

ということを聴かれることが多いのですが、なにをおいても、まず、

洗ったらふきんで拭く

これをやってみてください。全然違います。

 

我が家は、食器類は自然乾燥。

まな板を拭くためだけに、布巾がある感じです(^^)

洗い方は?洗剤や漂白剤を使ってもいいの??

では、皆さんが質問される「どうやって洗ったらいいか?」

なのですが、なんといってもおすすめは、

棕櫚(シュロ)の束子で、木目に沿って

これだけです。

木目と同じ方向にシュロの束子を動かすのがポイントです。

木目に逆らってしまうと、表面が毛羽立ってしまい、水を溜め込みやすくなって、結果的に黒ずみを招いてしまうこともありますから、気をつけてくださいね。

私は、木のまな板は、ほぼ野菜を切る際に使っているので、束子すら使わずにササッと水で流す程度のことも多いです。

 

そして、よく聴かれるのが、「洗剤を使ってもいいですか?」ということ

この質問は、木のまな板だけでなく、竹ザルの場合もよくあります。

答えはOKです。

でも、木のまな板や、竹ザルは、そのまま洗剤成分を染み込ませてしまいます。

すすぎを十分してくださいね。

漂白剤も同様です。

 

私自身はというと…きれいにすすげているかどうか不安で、洗剤や漂白剤は使いません。

おそらく、皆さんが洗って落としたいと思っているのは、油のシミとかかなぁと思いますが、

使っていくと、だんだん馴染んでわからなくなっていきます。

そして、それらは食用の油ですし、木の製品(スプーンやへら)は、油(えごま油や米油がおすすめ)でお手入れすることもあるくらい相性がいいものです。

…なので、私は気にしなくていいのかなと思っています。

 

でも、「使わないとスッキリしない!万が一少し残っていたとしても、キッチン用の洗剤や漂白剤だから、大丈夫!」

という人もいるかもしれませんね。

洗剤や漂白剤。

使ってもいいと思うのですが、あまり頻繁に使いすぎると、木スカスカになってしまい、これまた水を必要以上に溜め込んで、黒ずみやすくなったりします。

使ってもほどほどにしましょう!

乾かし方は?どう立てるのが正解??

洗いました。

布巾で水分をさっと拭きました。

その後、どうしましょう。どのようにしますか?

 

きっと皆さん、まな板を立てて置いておく(乾かす)と思います。

その向きをどうしたらいいのか?

木目を横に?木目を立てに??

私も色々なサイトをググって、調べて、いろいろ実践、実験しました。かれこれ10年近く。

しかし、ネットの中に正解はありませんでした。私がたどり着いた正解は…

平らにして乾かす。

これが一番です。

 

まな板のような表面をコーティングしていない木は、水分を吸います。

その水分は、どうやって木から抜けていくかというと…

とにかく上へ上へと上がっていくのです。

上へ上がっていく幅(距離)が小さければ小さいほど早く水分が抜けるということですね。

それには平らが一番!!

 

「平らにして乾かしてくださいね。」

と、まな板を買われる方にお伝えするのですが、皆さんびっくりされ、

「平らに乾かす場所がない!」という反応が多いかな。

 

私は、布巾で拭いたまな板を、水切りカゴの縁を使って、平らにして乾かしています。

まな板を使うのは、調理中。

食事の前なので、水切りカゴの中はそんなにパンパンになっていないはず。

布巾で拭いて、平らにしておいたまな板は、食事の後には、すっかり乾いています!

食器を洗う際には水切りカゴから取り出して、お好きな向きで立てておいたらいいです。

 

それから、木のまな板の収納方法。

シンク下とか食器棚の中とか扉のあるところにしまい込んだりしないでくださいね!

 

食器棚、キッチンの引き出し、扉の中などに収納してしまうと…乾かしていたまな板自身が、吸湿剤となってこれまた黒ずみの原因になったりしますよ。

毎日使うものですし、オープンなところに置いておいてください。

実は知っておいた方がいい、包丁の当て方とは

それから、木のまな板を使う(何かを切る)際に、知っておいた方がいいことがあります。

それは、包丁の当て方。包丁の刃とまな板の向き。

木目に対して直角になるように包丁の刃を当てるのが正解です。

同じ力で包丁を当てても、まな板のキズが浅くてすみますよ。

 

普通にまな板を前にして正面に立って包丁で切ると、包丁の刃は利き手の手首から肘の角度と同じになって、

斜めに刃が当たると思います。

「利き手の身体をまな板から離して、斜めに立つのがいいんだよ!」

と料理の先生に教わりました。

 

ちなみに、我が家で…まな板の使い方を教えてなかった家族が料理をした後…こうなりました!!

斜めのキズの深さがわかりますよね(泣)

(直角の傷もよーく見たらあると思います)

ちなみに、このようになったとしても、決して家族を責めてはいけません。

これからもお料理をしてもらうために、優しく諭してあげてくださいね。

黒ずみを発見したらどうする?

こうやって、気をつけて使っていても、黒ずみを完全に防ぐことは難しいかもしれません。

既に、黒ずみがきてしまっている!という人も多いかと思います。

残念ながら、ついてしまった黒ずみを取るには、その部分を削り取るしかありません。

熱湯をかけたり、アルコールをかけたりといくつか薄くする方法というのを試してみたこともありますが、

大した効果はありませんでした。

 

私は、自分で大丈夫と思うまでは、ちょっとくらいキズや黒ずみがあってもそのまま使っています。

TVなどで、料理家の先生が使い込んだまな板を使ってるのを見ると、

「さすがだなぁ」「かっこいいなぁ」って思うのです。

 

逆にピカピカの木のまな板だと、ちゃんと使ってる??って思ったり、

木のまな板に斜めに刃を当ててたら、「あ〜〜〜〜!」って教えてあげたくなったりします。(笑)

 

そして、ガンガン使い込んだら、ちゃんとした職人さんに削り直しをしてもらうのが一番!

・・・さて、ちゃんとした削り直しとはどういうものでしょう。

ヤスリをかけた木のまな板は再生するのか?

昔・・・sumaoを始める前に、木のまな板を使ってて、すぐに黒くしてしまい、便利グッズでみつけた「木のまな板削り」みたいなものを買ってきて使ったことがあります。

まぁ、そのグッズは、紙やすりみたいなものでした。

おそるおそる削って・・・黒い部分がなくなって、「やった〜!」と思ったのですが。

次に使うと、また更に黒ずみが発生しやすくなった感じで、堂々巡りになって、木のまな板自体が嫌いになってしまいました。

 

今思うと、紙やすり的なもので削ってしまったので、表面がガサガサしてしまい、水分を蓄えやすくなってしまったのだと思います。

 

そう、ちゃんとした削り直しは、プロにやってもらわないと意味がありません。

そして、出来れば手鉋(かんな)での削り直しをおすすめします。

 

まな板を作る際の最後の仕上げや、削り直しで、

多くのところでされるのは、機械のサンダーがけというものです。

機械でやるヤスリという感じでしょうか。

細かいとはいえ、ヤスリ仕上げ。

 

それに対して、鉋(鉋)仕上げは、刃で削り取るので表面の滑らかさが全く違うのです。

滑らかというのは、それだけ水弾きがいいということにつながりますから、黒ずみもきにくいですね。

sumaoのまな板はナゼおすすめなの??

sumaoのまな板の特徴は、側面の形状と「手鉋仕上げ」そして、小口の撥水塗装です。

そして、手鉋での削り直しにも対応しています。

 

詳しくは「すまいの雑貨たち」のまな板のページ

を見てみてください。

このお手入れ方法を見た人なら、そのよさをきっとわかってもらえると思います!!

sumaoのまな板のショップページはこちら

 

 

 

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