online shop
すまい方日記

鉄・銅製品の使い方(更新!)

sumaoの好きな使いごたえのある製品、「鉄のフライパン」や「銅の卵焼き器」。

なんといっても調理したものの美味しさはビックリするものがあります。

ただ、2.3年でダメになってしまうテフロン系の製品のお手軽な使い勝手に比べると、ちょっとコツや手間がかかるので、躊躇してしまっている人も多いのではないでしょうか。

最近はネットにたくさん手入れや使い方のコツが出ているので、実際に使われている方は、そういうのをよく見て上手に使ってくださっているみたいですが、

sumaoが日ごろやっているお手入れ、こうしたら上手くいった…ということを簡単にまとめてみようと思います。

(お料理がプロのお友達や製造元などにアドバイスいただいていますが、私自身は、料理については素人のおおざっぱな主婦です。以下の内容はこれから変更が入るかもしれませんが、新しい情報があれば随時更新します)

 

★初めて使う前

鉄のフライパン:sumaoの取扱商品は、空焚き、油ならしなど必要ありません。軽く水洗いしてそのまま使用してください。

銅の卵焼き器:油ならし(3分目くらいまで油を入れて弱火で2,3分加熱)してください。

 

★普段の調理前

銅も鉄も

最初にうっすら煙が出るまで熱する。

(この白い煙は鍋材(銅や鉄)にある水分。水蒸気で外に出ていっています)

それから、油返しをすると食材がくっつきにくい!!

油返しとは…中華料理の料理人が中華鍋でよくすることです。多めの油を入れて熱し、余分な油を戻す。(わかりにくかったら、油返しで検索すると沢山出てきますよ。)

※この油返しに、sumao流オイルポットがまた便利なのです(^_-)-☆

鍋に入り込んでいる水分や油分を飛ばして、そこに油をしみこませるのがポイントです。

 

★調理中

銅も鉄も

調理する食材を出来るだけ常温にしておくのがポイント。

残念な気持ちになってしまう「こびりつき」は、冷たい食材を入れて、鍋の温度が下がって食材の糖質やたんぱく質がひっついてしまうことが原因です。

なので、↑の油返しで、鍋にしっかり熱をつたえておく、食材を入れたときに鍋の温度が下がりすぎないよう配慮しておくと、快適に調理できます。

 

鉄フライパン:火は皆さんが思っているより弱火。(テフロンで調理していた人は火がなかなか通らないので、ついつい強めの火で調理してしまうらしい)鉄の鋳物は蓄熱性がいいので、弱火でも十分熱が伝わります。

食材を入れてすぐにくっついた感じがしても、動かさない。(熱せられたらカリッとはがれる)

 

銅の卵焼き器:火は中火(弱すぎでも卵がくっつく)。巻くたびに油を引くのが重要。

 

 

★調理後(洗い→乾燥→油引きについて)

銅も鉄も

基本お湯としゅろの束子で洗っています。洗剤は使っていません。

ネット等には、「鍋が熱いうちに洗いましょう」と書いていあることが多いですが、私は食事後に洗うことも多いです。

でも、全然大丈夫。

焦げがついているときなどは、しばらくお湯に浸しておくと取れやすいです。

銅の卵焼き器:洗ったらそのまま自然乾燥

※だし巻き卵を一日に何個も作る職人さんによると、卵焼き器の内側は、洗わないそうです。

汚れが気になったら、外側だけ洗剤を付けて洗ったりするそう。

それくらい、内側の油なじみ(育ち具合)を大事にしていくんですね。

私の場合、お弁当用に作っても一日一つ。週末は作らなかったりもするので、洗わない…ってのはちょっと気が引けて、鉄フライパンと同じように束子だけで洗っています。

 

鉄フライパン:洗い終わったら(キッチンペーパーか布巾で水気を拭き取り)or

(ざっと水を切って濡れたまま)コンロにかけて、白い煙が出るくらい熱して、乾かします。

フライパンが油を欲しているなって思ったら、キッチンペーパーで油を軽く引きます。

 

なんか、人間のお肌の手入れや、植物の水やりに似ているな~と思います。

でも、ちょっとサボっても大丈夫ですよ。

水をあげなかったら枯れてしまう植物と違って、油が足りなかった…錆びてしまった…ということになっても、ダメになってしまうことはないから大丈夫。錆びてもその錆びを落として、また油をなじませてあげたら復活するから。

だから、育てていく…という表現がされていることが多いのですね。

ずっと手元に置いて置ける道具として育てていってください。

 

 

※フライパンの塗装について。

フェラミカ(鋳物)のフライパンは、薄くシリコン系耐熱塗料が塗ってあります。

これは流通の際の錆びの発生や、使用始め油が本体になじんでくるまでのこびりつき防止の為です。(現在、ほとんどの鋳物のフライパンにはこの塗装が施されています)

なので、これは使用していくにつれはがれていきます。そうするうちに油も本体になじんでいくので、使いやすいフライパンが育っていくという訳です。

フェラミカ以外の鉄板タイプのフライパンには、塗装はされてません。

ページTOPへ