おススメ本
2020.03.14 Sat17:05 カテゴリー:日々の気持ち
新しい建築雑誌(日本建築学会の会誌)が来たので思い出しました。
2020年2月号の特集が「震災以降の生活の転換者たち」で、取材されていたのが「サトウチカ」さんと「稲垣えみ子」さん。


普段は、パラパラとめくって、そのまま古紙に入ってしまうことが多いのですが、この号は、この2人以外の方の記事もなかなか興味深かったです。
そして、前から読みたいと思っていた稲垣さんの本、どれにしようか考えて、とりあえず1冊買って置いておいたのがこれ。
「寂しい生活」

読みました。
「家電の子」だった稲垣さんが電化製品のコンセントを一つ一つ抜いていったこと。
家電に振り回されている年老いたご両親のこと。
間違ってオール電化のマンションに住んでしまい、1年間戦ってみたこと。
そんな中で、本当に「生きてる!」という感覚になっていったこと。
いろんなレビューに書いていある通り、確かに一人暮らしだからこそ出来たことが多いとは思うけど、私の代わりに冒険して、体験を共有してくれて、ありがとう~~っていう気持ちになる本でした。
すがすがしい気持ちになりました。
なかなか稲垣さんの域には到達できないですが、私も出来れば家電を減らしていきたい。
炊飯器の次に進むにあたって、子どものお弁当も終わったことだし、そろそろ電子レンジかなぁ。
sumaoの土鍋やセイロ、ダッチオーブンなどを駆使したら、電子レンジの代わりはもちろん、オーブン、トースターにしかできないと思われていた調理も出来そう。
これからは、そういう提案もしていきたいと思っています。
sumao的には、野菜は干せばいいとか、おひつでご飯がとっても美味しくなった…冷蔵庫もない稲垣さんは、おひつで1週間ご飯を保存して、「これが干し飯か!!」と納得して、粥にして食べた…というエピソードが興味深かったです。
ほんと、調理家電を使わないで、楽しく、美味しくできること、沢山あると思う。
稲垣さんに、昔からあるアナログな道具で味が変わる一例として、大根おろし…「竹の鬼おろし」とか、「銅のおろし金」を是非ともおススメしたいと思いました(笑)
私にとっては、冒険物語のようだったこの1冊。
おススメします(^_-)-☆