すまい方日記

よその子の胃袋をつかんだ話

夏休み。

高校生の息子の友達が、家に遊びに来るとのこと。

息子には「昼は何か買ってくるか、食べに行くから、ほっといてくれたらいいよ」と言われていたのですが、

来た子に思わず、

「簡単なものでよかったら作ろうか!おにぎりと卵焼きくらいしかできないけど」

と声をかけました。

 

すると、思いもかけないくらいキラキラした目を向けて、「え!いいんですか?」と。

 

「高校生、あんまりお金もないことだろうし、ランチ代が浮くと嬉しいだろうな」と思っての声掛け。やっぱり金欠だったんだなぁと思っていました。

 

夜、その子達が帰った後に、そんな話をすると、

「違うで。単純に、お母さんのおにぎりと卵焼きは人気なんやで」と。

 

聴けば、1年の時のクラスでも、2年の時のクラスでも、今の3年のクラスでも、私の卵焼きとおにぎりは、一緒にお弁当を食べる友達の間で人気なんだとか。

うちの卵は、お米をエサにした鶏の卵で、黄身が白っぽく、卵焼きの仕上がりも白い。「はまちゃんの白い卵焼きが上手い!」と噂になっているらしい。

おにぎりは、昼食時だけでなく、休み時間や放課後にも食べるらしいけど、その時に狙われてるそう。

どおりで、最近、おにぎりを2個から3個にしてくれ…と言っていたっけ。

 

中学から続くお弁当は、基本、前の日の残りかレンチンおかずにプチトマト。

プチトマトが切れている時は大慌てで、冷凍庫を開けて何か探します。

だけど必ず土鍋でご飯を炊き、銅の卵焼き器で卵焼き(だし巻き卵)を作っています。

毎日入る卵焼きに関して、そういえば、一度も文句を言われたことはなかったな。

 

私は料理が好きでもないし、得意でもない…。

もうすぐ巣立つ彼に「おふくろの味」を残せなかったなぁと思っていたけど。

あった。ありました。

 

「土鍋のご飯」と「銅の卵焼き器で作った卵焼き」。

 

「美味しい」とか「○○が食べたい」とかほとんど言わない、食に関して淡泊な息子だけど、友達に認められている私の「土鍋のご飯」と「銅の卵焼き器で作った卵焼き」は、きっと彼の「おふくろの味」になってると思いたい。

 

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