町家と道具 私の仕事は同じことだった!
2017.11.17 Fri17:27 カテゴリー:日々の気持ち
「結局同じことを仕事にしてるんだ!」そう気づいてしまいました。
何がって、この仕事に就く前の町家の仕事と今の雑貨屋の仕事。
★直感的に「好きだ!」と思って、そのモノに興味を持ち、生活に取り入れて(町家の場合は住んで)みる。
→そのモノの魅力にはまって、いつしかその魅力を伝えることが仕事になっている。
今の仕事を始めるとき、雑貨の販売だけど、ただ売るということは全然考えてなくて、
「使うという体験」をしてもらう場づくりを試行錯誤して取り組んできました。
それって、町家の仕事の時にセミナーやイベントで、ただ話を聴くだけでなく、
現地に足を運んだり、鍾馗さんを作ったり…と、あの手この手を考えたのと同じ(^_-)-☆
そしてそして、私の好きなモノ(町家と道具)って、共通している…ということにも気づいてしまいました。
・昔から作られている
・使い捨てではない 長ーく使える
・シンプルな構造で美しい
・自然に還る
・使い(住み)こなすのにちょっとコツが必要で、そこがまた生活を豊かにして楽しい
等々・・・。
この、最後の「使いこなすコツ」を伝えるところ。
これからsumaoで力を入れていかないといけないな~と思った次第です。
町家の仕事のときに、住んでいる人ならではの悩みを拾い出して、解消に導いていく努力や、メンテナンスの講座などもしていました。
私が好きな道具達の魅力を伝えるために、こういうことも必要ですね。
・鉄フライパン。 買ったけど使いこなせずに、ほったらかしになっている人。
・土鍋。 持っているのに、しまい込んで、日常使いしてない人。
・セイロや曲げわっぱ、竹ザルのメンテナンスがわからなくて手を出せてない人。
たくさんいるみたい。
…と同時に、ちょっとお伝えするだけで、「生活が全く変わりました!!」と報告してくれる人もたくさん。
まずは、その道具を使った時の美味しさ、楽しさを知ってもらう。
そして、普段のちょっとした気遣いだけで、それらをずーっと快適に使えるんだということを伝えていきたいな。
自分の好きなモノ、好きなコトがわかって、ちょっと晴れ晴れとした気分になった店主でした。