人生フルーツ 上映会
~人生は、だんだん美しくなる~
津端修一さん90歳、英子さん87歳 風と雑木林と建築家夫婦の物語。
木林に囲まれた一軒の平屋。
それは建築家の津端修一さんが、師であるアントニン・レーモンドの自邸に倣って建てた家。四季折々、キッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実が、妻・英子さんの手で美味しいごちそうに変わります。刺繍や編み物から機織りまで、何でもこなす英子さん。ふたりは、たがいの名を「さん付け」で呼び合います。長年連れ添った夫婦の暮らしは、細やかな気遣いと工夫に満ちていました。
かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきました。1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画。けれど、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめましたーー。あれから50年、ふたりはコツコツ、ゆっくりと時をためてきました。そして、90歳になった修一さんに新たな仕事の依頼がやってきます。
ふたりの来し方と暮らしから、この国がある時代に諦めてしまった本当の豊かさへの深い思索の旅が、ゆっくりとはじまります。
風が吹けば、
枯葉が落ちる。
枯葉が落ちれば、
土が肥える。
土が肥えれば、
果実が実る。
こつこつ、ゆっくり。
人生、フルーツ。
(ナレーション 樹木希林)
★12月15日(土)
①10:00~ キャンセル待ち
②13:00~ キャンセル待ち
③16:00~ キャンセル待ち
※各回10分前からの入場です。上映時間91分。
上映時間+15分ほどお時間をただけたらと思います。
★定員 各12名
★1200円。
飲食可。
お子さん連れの方も参加していただきたいのでお気軽にご相談ください。
※sumao開催ならではのオプションも考えています。(15分ほど)
同じ映画を観て同じを過ごす参加者同士で、シェアしたいものや話など、歓迎いたします。
(美味しいお菓子を作ったので、食べてみて!この話を紹介させてほしい!等々。事前にsumaoにご相談いただいたものに限ります)